読書レビュー「お母さんの敏感期」
今回はこの本を読みました。
お母さんの「敏感期」―モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる (文春文庫)
- 作者: 相良敦子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: 文庫
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興味深かった点をメモします。
◎秩序感の敏感期
いつも決まった順番・場所でないと気が済まない
所有物が一緒でないと嫌だ
平素と異なるやり方だと気に食わない
この感覚によって、自分を取り巻く環境全体を一つにまとめたり、全体の相互関係を理解できるようになる。
これを知っているか知らないかで大きく違ってくる。←確かにと共感しました。
◎3歳から6歳に身に着けることは、折る、切る、貼る、縫う。
腕や指を使うことに慣れさせておくことはとても重要。
タオルで絞る、雑巾で絞る、鍵の開け閉め、ボタンの留めはずし、たたむ、挟むなど。日常生活の中から子供が出来ることを取り出し、子供にわかりやすいように教えることが大事。
◎自立とは
自分の奥深いところになんらかの自信や確信安心がうまれること
周囲の人や物と安定した関係をもつことができる
自分で決めたり選んだり責任をとる力があること
子供が自立する道筋とは、
自分から自由にかわる→かかわったことを続けてする→続けてするうちに全人格関わりになる→かかわりぬいて達成する
モンテッソーリについては初めて読みましたが、とても具体的に書かれていて参考になりました。
日常生活の中でできることを一緒に子供と楽しみながらやることが大事なんだと思いました。また、子供の「時期・タイミング」を尊重して無理してやらせずに見守ることも大切だと感じました。